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期間限定。薄桜鬼小説ブログ。
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こんにちは!
只今、とっても修羅場です(`・w・)ノ
毎日終電は辛いけど……頑張ります!

コメント……すごく嬉しいのですが、なかなかお返事できずすみません(;w;)
ちゃんと読ませて頂いておりますよ!元気貰ってます!

あ、そういえば……
実は、オトメイトパーティ行けそうです!
今回は念願のSYKも参加ありなので、個人的にすっごく嬉しいのです(*^∀^*)わくわく
夕方も仕事なので昼のみですが……

よし、仕事頑張って来るー( ・∀・)ノ
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どうしようもない感情で自分の中がいっぱいになるときがある。

僕自身、彼女を本気で斬り殺してしまいたいと思っているわけじゃない。

けど、



時折、彼女をめちゃくちゃにしてやりたくなるときがある。









「沖田さん」

境内でぼんやりと空を見つめる僕の背に、小さく、風に乗ってその声は耳に届いた。
振り返ると、彼女は箒を片手にぱたぱたと走りよってくる。

そういえば、さっき中庭の方で掃除をしているのを見かけたような気もする。

「おきた、さん?」

「ああ、ごめん」

駆け寄ってきた彼女は、僕の顔を見て少し首をかしげる。
少しぼんやりと彼女を見つめていただけだったけど、どうにも彼女の表情を見る限り、少し不機嫌そうな顔だったらしい。

「あ、あの・・・」

「なんでもないよ。ちょっとぼんやりしてただけ。
それより、何か用?」

「あ、そうでした。永倉さんたちが探していましたよ。
外に飲みに行くみたいなんですが、平助くんがいないから人数あわせだっておっしゃってました」

そう言って苦笑する彼女は、
ずいぶんと新撰組での生活に馴染んでいる。

「ああ、そういえば、平助君は風邪引いたんだっけ?」

「はい。少し熱が出ただけみたいなんですけど、近藤さんが大事をとって休め、と」

「ああ、うん。なんか昼飯が寂しいって文句言いにきて土方さんに追い返されてたっけ」

彼女は、そのときのことを思い出したのか口元に手を当てクスリと笑う。

その微笑みに、出会ったばかりのころは苛々した。
でも、今はそのときとは少し違う感情が自分の中にあることに、気づいてしまっている。

「・・・ああ、えっと、なんだっけ。新八さんが呼んでるんだっけ」

「はい。多分、今頃起沖田さんの部屋でものぞいているんじゃないでしょうか」

「あーどうしようかな・・・別に行ってもいいんだけど・・・」

新八さんらと飲みに行くのは嫌いじゃないけど、

「一君は?」

「え?」

「・・・斎藤君は、一緒に行くって?」

「あ、はい。永倉さんが少し強引に誘った、と原田さんが・・・」

「ふぅん」


ほんの少しだけ、自分の中に芽生えたもの。
特に気にしなければそれは自然と消えると思っていた。

何も知らない、信用しきっている彼女を見て、自分の意思とは違う
でも、確かに僕の中に芽生えたもうひとつの感情が、あふれ出ようとしている。


「そっか。なら、僕はいいや。斎藤君が一緒なら人数は足りてると思うし」

「わかりました。では、そう伝えてきますね」

「うん、ありがとう。千鶴ちゃん」

にっこりと微笑んでから、軽い会釈。
そのまま彼女は箒を持ったまま僕に背を向ける。

新八さんに僕からの伝言を伝えて、掃除を終えて、夕食の準備・・・は、今日は彼女の当番の日じゃ、ないか。


「・・・・・・なんでだろう」

彼女の姿はすでになくなった境内で、一人つぶやく。

自分が今から彼女に何をしようとしているのか、わかっている。
くだらない、一時の感情。

だからこそ、意味があるように思えてならない。


めちゃくちゃに壊してしまいたい、けれど、壊れてしまわないで・・・そう、思う自分に失笑する。
小さく息を吐いて、立ち上がる。


「ごめんね・・・千鶴ちゃん」




*あとがき*

こんばんは!!
お久しぶりです!!
・・・・・す、すみません・・・
続き、楽しみにしています、というメッセージをたくさんいただけて本当に大感激しております!!
だがしかし、あまりに忙しくて新しいPC・・・買えてないんです(;w;)

ただいま、仕事で社外に出ておりまして、
当分そういったことが続くので一時、会社のノーパソを借りて、こっそり書いてます(笑)

逢引日和と他連載中のものの更新はもう少々お待ちください!
こちらは連載ものなので以前のものを整理したうえで書かないとオチが・・・かけなくて・・・・申し訳ないです。

でも逢引日和はあと1,2話だったんですよね・・・
最後の一番いいシーンでストップというなんていう放置プレイ!
申し訳ないです・・・・


あ、あと、メッセージのお返事も少しずつ・・・しております。
お待たせしちゃって申し訳ありません。
一点、斎藤の漢字に関してのご指摘ですが・・・すみません。変換ミスです。うっかりしておりました。
ですが、あの、申し訳ないのですが今後は気をつけていきますが以前のものは修正の手が回りませんので対応ができないかもしれません。申し訳ありません。

で、本日の更新分ですが続き物ではないのですが、ちょっと続き書きたい・・・
ので、多分明日にでも書くかもです・・・

久々に書いたら勘が戻らない~~~困った、うーーん・・・・・・

おひさしぶりです!!
少し仕事の方が一段落しまして、ちょっとずつ小説の続きを書き始めております。
今月か来月には新しいパソコンを購入予定なので、来月中くらいから連載再開できると思います!

と、いうか・・・
知らぬ間にたくさんの方からコメントやメッセージ頂けてすごく嬉しいです(;◇;)
ありがとうございます!!
パソコンの故障でデータが吹っ飛んでしまいまして・・・ちょっと続編の執筆が大変で・・・
あと暫く仕事が忙しくてスランプではありますが・・・あんなに応援メッセージ頂けたら弱音なんて吐いてられませんよね!

お返事は少しお待たせしてしまいますが、
ひとつひとつ大事に読ませていただいております!!
本当に有難うございますノシ

今日の残業も頑張る!!
プロフィール
HN:
千尋
性別:
女性
職業:
社会人
趣味:
ゲーム
自己紹介:
薄桜鬼二次創作
小説はシリーズで連載しています。

        
■参加させていただいております!
千鶴総受けアンソロジー
左千お題企画
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拓人が普通に一番男らしいと思う。

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