いい加減に拍手御礼夢更新しないと・・、いけないわけですが、なんだか拍手でお話更新ってすごく時間がかかっちゃうので、スクールライフは普通にブログで連載して、拍手には別の御礼短編とか絵とか用意しようかなって思ってます。
拍手での短編で何かリクエストなどございましたら拍手メッセージ欄かコメントよりお願いします!「平助お相手で、鬼ごっこ」とか「沖田お相手で千鶴が風邪引いて、」とか設定などあると書きやすいなーなんて、ごにょごにょ・・。
→拍手お返事は上に行くほどNewです!
この色の文字が返信更新した分です!(最終更新―10/10)
「平助君ってさー・・、」
間延びしたような声を受けて平助は米を口に大量に含んだまま手元から視線をあげて総司を見遣った。
もぐもぐもぐ、って、そりゃそんだけ大量に詰め込めば返事はできねぇわな。
「千鶴ちゃんに結局どこまで手を出したの?」
「ぶっ・・・・!?」
「あーあ、汚いなぁ、」
「そ、総司、おま・・何、言って・・、」
顔を真っ赤にして、茶碗を手の中から落とす。
畳の上で転がり米が散るが、そんなの一切気にせずに平助は顔を真っ赤にして口を開いては閉じてを繰り返す。
「別に変なこと言ってないよ。ただ、あのとき何もなかったって僕が納得してると、本当に思ってるわけ?」
「ど・・、どういう意味、だよ」
「乱れた床に、何もなかったなんて言い訳は通用しないって言ってるの」
「・・・っ、」
まだほとんど片付いていない膳を、もういらないと横にずらした総司は湯飲みを片手に器用に頬杖をついた。
そのまま鋭い眼光で平助を睨みつけ、それを受ける平助は今度は真っ青になっちまって大量の汗を額に滲ませる。
「・・総司、そういう話は人のいないところでするもんだぜ」
「左之さんは、気になってなかったの?」
「・・・あー・・、」
どうせ、気になってたんでしょ?
僕がこの時間を狙って態と平助君を攻め立てたのは左之さんの反応も確かめるためなんだ、って・・目で言ってやがる。
平助が俯いて黙っちまったのを受けて、総司は口の端を微かに持ち上げて俺に対して挑発するように微笑を浮かべる。
「お、俺は、別に・・・無理やり何かしようとか、そういうんじゃなくて・・、」
俺が総司になんて答えるか言い淀んでいたとき、平助が意を決したようにぎゅっと唇を噛み締めて顔を上げた。
「じゃあ、千鶴ちゃんの許可を得てあの店に入ったわけ?」
「違っ・・、あれは、偶然・・俺も知らなかったし!」
「知らなかったっていうのは、言い訳だよね。別にお茶だけ飲んで出れたはずだし、」
「だから・・、なんか、その場の雰囲気っつーか・・、」
だんだんとしどろもどろになっていく平助を追い込むように総司は息を付く暇さえ与えようとはしない。
あいつにしては少し乱雑に湯のみを膳に置き、目をスッと細めて声色を落として告げる。
「その場の雰囲気で、君は千鶴ちゃんに手を出そうとしたんだ?」
「な・・、ふ、ざけんな!そんなことあるわけねーだろ!」
ガチャン、と平助が勢いで立ち上がったことにより膳が崩れる。
「俺は・・・「おーい、何騒いでやがんだ?」
意を決し、平助が口を開いた。
しかし、狙ったかのように現れた新八によってそれは遮られる。
「・・新八、おめぇってほんと、空気の読めねぇ野郎だな・・」
「あ?何言ってんだよ。つか、平助、飯ぐちゃぐちゃにして何やってんだ?」
呆れて目を細めて奴を見れば、ますます訳が分からんと眉を寄せ、どかどかと広間に入る。
総司と平助の間の微妙な空気を大して気にかけていないのか総司の横にどっかりと腰を下ろした。
「総司、平助を飯時にからかうなって。あいつ単純なんだからよー」
「ん?うん、そうだね。今度から気をつけるよ」
ガツガツと飯を食い始めた新八ににっこりと笑顔を返して、総司は立ち尽くす平助を見遣り目を細める。
びくりと、その視線を受けて平助の肩が揺れ、それを心地よさげにしながら、腰を持ち上げた。
「あぁ、新八さん。ほとんど手をつけていないからよかったらどうぞ」
「おー、って、お前ってほんと食細ぇなー。力でねぇぞ?」
「ご心配なく、必要な分はちゃんと摂ってますから」
ひらひらと掌を返して、さっさと広間から出る姿を、黙ってみていた平助も逃げるように広間を出て行った。
残った俺は、気持ちのいいくらいに飯にがっつく新八をちらりと視界に入れ大きくため息を吐き出した。
「・・で、何もめてやがったんだ?」
「もめてたのが分かったんならもう少し空気を読んで入って来いよ」
「俺なりに空気を読んだつもりだぜ?平助のやつ、あのままだったら総司に殴りかかってたってぐらい頭に血が上ってただろ?」
器用にひょいひょいおかずを口に放り込み、新八は二人の去った跡を見て眉を寄せる。
「あー・・血が上ってたのは確かだけどよ」
あの場合、総司が態と煽ったのが原因だしなぁ、
平助自身も自分の行動の説明が付かなくてぐちゃぐちゃになってるみてぇだし、放っておいてやりゃぁいいものを・・。
「あれは、平助と千鶴の問題だから俺らがあんま首突っ込んでやるわけにはいかねぇだろうよ」
「あー・・千鶴ちゃんっていうと、あの日のことか。平助ががっついちまったってやつだろ」
「お前、気づいてたのか?」
「気づくも何も、分かりやすいからなぁ・・、平助も、千鶴ちゃんも」
さっさと膳に乗った飯を平らげ、新八は茶を一口含んで息を吐いた。
@あとがき
不器用な平助と、二人の様子が面白くない沖田。
一波乱起きそうで、起きないかもしれない。沖田の登場とか演出って気まぐれなので、執筆者の意図せぬ場面で突然出てきたりする困った奴なのです・・。
えーっと、2日ほど留守にいたしました。
まだ、内心それほど立ち直っちゃいないのですが、でも落ち込んでるのが性に合わないので、なんとか元気出して頑張ります!!落ち込む暇があったら、出来ることから頑張っていこうかなって、前向きになったほうが楽しいと思いますし!
拍手にて、心配してくださった方、本当に有難うございました。
この場を借りて、感謝の言葉を述べさせていただきます。
さて、話は変わりますが、先日のぼのぼのに続いて、昨日はガンバ見てました。
アレです。鼠VSイタチなお話。幼い頃見ていてめっちゃ怖くて、イタチ恐怖症になりかけました。
だって・・あのイタチ、半端なく怖かった・・幼児向けアニメであれはない・・。キシャーって目を血走らせてイタチがねずみを襲う場面は、トラウマだったりします。でも、なんか懐かしくて見てみました。やっぱりイタチは怖かった・・・。
平常心、平常心、
何度も何度も呪文のように心の中で呟いた。
深呼吸して、心を落ち着かせて、よし、と意気込んで朝餉の準備を始めた。
「平助君、おはよう!」
「え・・、あ、うん、おはよう」
昨日とは打って変わった私の様子に、彼は茶碗を受け取りながら目を丸くした。
え、え、なに?どうしたんだよ、とそんな風に言いたげな彼ににっこにこ笑顔を返す。
目をパチパチと瞬いて疑問符を浮かべる平助君を邪魔だといわんばかりに沖田さんが横に押しやった。
「平助君、邪魔だよ」
・・邪魔だと、はっきりおっしゃいました。
「千鶴ちゃん、おはよう」
「おはようございます。沖田さん」
沖田さんのご膳にもよそったばかりの茶碗を置く。
ありがとう、と彼は言い作ったように綺麗な笑顔を返してくれる。
「今朝は随分機嫌がいいみたいだね、何かあったの?」
「え?特に、なにもないですけど・・」
「へぇ・・、」
まだ広間に来ていない席の人の分もご膳を用意していたら、湯飲みに口をつけながら彼は目を細めて言う。
なんとなく、その視線に耐えるのが辛くて、私はしゃもじを持ったまま振り返った。
「お、沖田さん、」
「ん?なにかな」
「ご飯、冷めないうちに召し上がってくださいね」
「ん?今日のは千鶴ちゃんが作ったの?」
「はい!あ・・全部ではないですが、手伝わせていただきました」
沖田さんは、すごく勘がいい。
加えて、そうして感づいたことに棘を持たせてわざとらしく質問してくる。
話をなんとか逸らして、この場はやり過ごさなくちゃ!
せっかく、気合を入れて平常心を保っているのに、沖田さんの手にかかればあっさり崩れ去ってしまいそうだ。
「ふぅん、まぁ・・いいけどね」
小さく呟いて、彼はまだ湯気が立つ味噌汁の碗を手に取った。
ホッと、息をついてそそくさと櫃を抱えて反対側の人たちの膳の世話を始める。
「・・千鶴ちゃん」
「え、・・はい」
「お味噌汁、美味しいよ」
「あ・・・、ありがとう、ございます」
振り返った先にはにっこりと笑顔を浮かべる沖田さんがいる。
お礼の言葉が詰まってしまったのは、膳に並ぶ料理の中で唯一私が仕上げた料理が味噌汁だったから。
他の料理は分担して料理番の人と一緒に作る。だから、お味噌汁が美味しいと言われたのは素直に嬉しかった。
ただ、まるでそのことを知っていたかのように味噌汁を選んで感想を述べた沖田さんに、私は引きつった笑みを返してしまう。
「ちづるー、飯おかわりー!」
と、そこで元気な声が届いて慌てて顔を上げた。
平助君が空になった茶碗を頭上に上げながら私を呼んでいた。
「あ、うん、今行く!」
急いで目の前の井上さんと原田さんの膳に茶碗を乗せ、埃がたたないように気をつけながら平助君の下へ移動した。
「平助君は相変わらず食べるの早いね」
「あーなんかさ、新八っつぁんのせいで早食いが身に付いちまってさー」
「でも、今日は永倉さんまだ来てないみたいだしゆっくり食べても大丈夫なのに」
朝餉は皆が揃ってから、というわけではないので各自、己の日程を考えて食事を取る。
巡察がある組の人はこの時間に食べないと間に合わない。反対に夜の巡察、もしくは巡察がないところはもう少し寝坊も出来る。
平助君は、今日は昼の巡察だったはず。
「いや、そうなんだけどさー・・なんっか、もう癖でさー」
山盛りによそった茶碗を受け取って、平助君はガツガツと食べる。
見ているこっちが気持ちがよくなるくらいの食べっぷりだ。
「雪村君、お茶をお願いしてもいいかな?」
「あ、はーい!」
もう粗方の配膳は済んだと、櫃を横に寄せて井上さんに頼まれたお茶を入れるために立ち上がった。
大丈夫、だいじょーぶ、
何にも不自然なところなんてなかったはず、
このままならきっと平助君の前でも以前のように素直に笑うことが出来る。
焦る心に無理やり蓋をする。
だから私は、バタバタと広間から出る私の後姿を、どこか寂しそうに見つめる平助君に気づくことが出来なかった。
@あとがき
今日は、ちょっといろいろありまして、自分の考え方や認識の甘さを痛感して、少し、落ち込んでいます。
夢や理想を追い求めるって、難しいですね。とても純粋なようで、難しくて、すごく遠い存在なのだと、今更ながら思い知りました。
小説に関してのあとがきは、ちょっと書けるような精神状態ではないので控えさせていただきます。
ごめんなさい、少しだけ、留守にするかもしれません。なにかありましたら拍手かコメント、もしくはc